消費者金融や銀行カードローンの返済ができない時の対処方法について

更新日:

消費者金融や銀行から借入した場合、
借入した金額に応じて、毎月の返済は各社設定されており、
最低返済額分は返済していかなければならない

借りたお金は返すというのは当然のことだが、
人生何が起こるかわからない。

借りる時だけのことではなく、
返済時のこともきちんと頭に入れた上で借入することが大切だ。

ではもし、最低返済額分が返済できない場合、
どうしたらいいのか?どうなるのか?不安に思う人もいるだろう。

そこで返済できない時の大手消費者金融、
銀行カードローンで知られる、主要な銀行の対応を調査してみた。

    返済できない時の消費者金融や銀行の対応について調査した

    各社、公式サイトに記載される情報だと、
    どこも同じような対応をするのかと思いきや…
    調査して気が付いたのが、返済期日や延滞に対する考え方が違ったのだ。

    ちなみに今回の調査だが以下、内容で問い合わせてみた。

    では各社の対応についてみていこう。

    返済期日は遅らせることは可能か

    ↓横スクロールで詳細情報が確認できます

    会社名 対応
    三井住友銀行

    可能。事前に電話にて連絡し相談すること。
    ただし、遅れることを伝えても延滞扱いにはなる。

    みずほ銀行

    できない。また返済は自動引落のため、
    引落時点で入金がなければ延滞扱いになる。

    入金の確認は夜間毎日行っているので、
    できるだけ早く入金してほしいとのこと。

    また事前にみずほ銀行に電話しても、
    期日はずらせないので連絡するメリットはない。

    また引落日すぎて4~5日経つとはがきが送られ、
    その後少ししてから電話がかかってくるとのこと。

    三菱UFJ銀行

    できない。
    事前に連絡していても期日は絶対守ってもらう。

    楽天銀行

    入金相談担当部署があるため、詳しくはそちらで対応。
    対応は実際に遅れる時の事情を聞きながら相談にて決めるとのこと。
    0120-638-411 平日9:00-17:30)

    プロミス

    事前に連絡してほしい。
    事前に連絡を入れている場合なら、
    もし期日を過ぎる場合でも延滞扱いにはしない。

    アコム

    事前に連絡すれば返済期日を遅らせることは可能。
    ただし延滞という扱いになる。

    SMBCモビット

    相談次第で可能だが遅れた、
    という事実はありのまま記録するため、
    事前に相談していても延滞という扱いにはなる。

    返済期日を過ぎた場合はどうなるのか

    ↓横スクロールで情報をご覧ください

    会社名 対応
    三井住友銀行

    延滞という扱いになり、
    利息は遅延損害金の利率で計算される。

    みずほ銀行

    延滞扱いとなり、
    翌日以降遅延損害金の利率で利息が計算される。

    三菱UFJ銀行

    延滞という扱いになり、
    利息は遅延損害金の利率で計算される。

    楽天銀行

    翌日以降は遅延損害金の利率で利息が計算される。

    プロミス

    翌日以降は遅延損害金の利率で利息が計算される。

    アコム

    延滞という扱いになり、
    翌日以降は遅延損害金の利率で利息が計算される。

    SMBCモビット

    延滞という扱いになり、
    利息は遅延損害金の利率で計算される。

    最低返済額以下の返済は可能か

    ↓横スクロールで情報をご覧ください

    会社名 対応
    三井住友銀行

    利息のみの返済も可能。
    事前に連絡し伝えておく必要がある。

    みずほ銀行

    できない。最低返済額での返済は、
    申込時の同意事項にも記載しているが了承の上、
    契約しているため。

    三菱UFJ銀行

    できない。利息分だけの支払いは不可。

    楽天銀行

    返済期日の相談と同様、要相談。

    プロミス

    可能。利息だけの返済も受付している。
    引落の場合、期日当日に引落できなければ延滞になる。
    仮に利息だけの支払いをする場合、引落では無理なので、
    ATM等で別途振込する必要がある。

    アコム

    できる。利息のみの返済も可能。
    期日を過ぎた場合は遅延損害金の利率での利息分を返済する。

    SMBCモビット

    可能。ただし5年の返済してもらうため、
    基本的に最低返済額での返済をお願いしている。
    相談次第で柔軟に対応するように心がけているので、
    まずは相談してほしい。

    延滞した場合どんなデメリットがあるか

    ↓横スクロールで情報をご覧ください

    会社名 対応
    三井住友銀行

    信用情報機関に事故扱いとなる可能性がある。

    みずほ銀行

    1回でも支払い遅れると、
    限度額の引き上げ(増額)等は難しくなる(考慮される)。

    三菱UFJ銀行

    1回でも延滞したら個人情報機関に載る可能性がある。

    楽天銀行

    KSCには報告するため履歴は残る。

    ただKSCは1~2日程度ならKSCのデータに残っても、
    入金のデータも見て判断するため、すぐ返済すれば事故扱いにはならない。

    プロミス

    信用情報機関に事故扱いとして載る場合があるが、
    どのくらいで載るかは明確な指標はない。

    アコム

    長期延滞すると新たな借入はできなくなる。
    (長期延滞は何日からというのは明確に答えることはできない。)

    SMBCモビット

    信用情報機関に延滞の事実は登録される。
    登録は常に行っているので、期日は守ったほうが良いと案内している。

    以上の回答が得られた。

    では共通して目についたこと、
    また気になった点をピックアップして説明していこう。

    返済が遅れ延滞扱いになると遅延損害金が発生する

    返済期日が過ぎ、延滞という扱いになると、
    遅延損害金が発生するのは各社とも変わらない対応だった。

    延滞してしまった場合、
    利息はいつも借入している時の金利ではなく、
    遅延利率(年率)で計算されることとなる。

    遅延損害金を求める上での年率は各社、
    異なる設定がされている。

    会社名 遅延損害金(遅延利率)
    三井住友銀行 年19.94%
    三菱UFJ銀行 会員ページにて表示
    楽天銀行(スーパーローン) 19.9%
    プロミス 20.0%
    アコム 20.0%
    SMBCモビット 20.0%

    あとはいくら遅延損害金を支払わなければならないか、
    だが遅延損害金の年率と遅れた日数分から計算される。

    遅延損害金の計算式

    例えば、10万円借りている場合で、
    遅延損害金の年率が20%、10日間返済日が遅れた時の、
    遅延損害金を求めてみよう。

    100,000×20%×10÷365=548円…遅延損害金

    普段借りている金利にもよるが、
    多めの利息を払うことになる。

    また遅延損害金が発生した場合だが、
    返済時の金額(例えば最低返済額)から引かれるので、
    普段より元金の返済分は減ることとなる。

    相談することで返済は利息分の支払いだけでも大丈夫な時もある

    全ての消費者金融、
    銀行が対応してくれるわけではないが、
    返済を利息分の支払いだけで許してくれるところもある。

    要するに前回の返済日から、
    返済期日までのかかる利息分だけ返済するということだ。

    もちろん、利息分だけの返済となるので、
    元金は減らないため、借入している金額、残高が減ることはない。

    利息分だけの返済は、
    延滞という扱いにならないための応急処置的な方法だ。

    ただ元金の返済に充てられないことよりも、
    延滞することで生じるデメリット、信用情報機関に、
    延滞した情報が載ってしまうことは回避できる。

    延滞の情報は信用情報機関に載る可能性がある

    延滞した時のデメリットは、
    信用情報に延滞した事実が載ること(※)だ。

    ※デメリットについては金融事故の確認方法とキャッシングできない期間を調べてみた!で解説

    どのように記録されるかというと、
    信用情報の「入金状況」の欄にアルファベットで記載される。

    筆者が借入先への返済が遅れた時の信用情報のデータ

    情報参考元:信用情報開示報告書の見方

    詳しくは筆者がCICへ、
    信用情報を開示請求したページで説明しているが、
    このように情報が残るというわけだ。

    そして今回、聞き出した情報の中で、
    興味深い情報は楽天銀行の回答の中にあった、
    CIC、KSCへの連絡のタイミングについてだ。

    信用情報機関に延滞した情報がのるタイミングについて

    CIC、KSC(※)は信用情報機関といい、
    返済に関する何らかのトラブルを起こすと、
    事故情報として記録され、新規借入などが出来なくなる可能性がある

    ※KSCは全国銀行協会(JBA)の個人信用情報を取り扱う部署

    要するに「信用情報に傷が付く」と言われるものだ。

    そして聞けた情報の中で、
    非常に興味深かったことがある。それは、

    • CIC…月末締めの翌営業日に報告している
    • KSC…約定日にデータを送っている

    ということだ。

    基本的に消費者金融、銀行で借入した場合、
    共通して行われていると考えれば、延滞した旨は、
    信用情報機関に登録されるということだ。

    延滞したとしても一括返済や融資停止はしない

    延滞したとしてもすぐに返済した、
    もしくは初めての場合であるなら、一括返済を求める、
    融資の停止しないところもあることはわかった。

    また、事前に相談することで、
    延滞扱い、もしくは信用情報機関に連絡しない、
    というところがあるのもわかった。

    ちなみに事前相談することで、
    すぐに延滞扱いにしないと明確に答えてくれたのは、
    消費者金融のプロミスだけだった。

    返済が遅れた場合の代位弁済について調べてみた

    代位弁済という言葉は、
    聞いたことがない人もいるかもしれない。

    代位弁済とは何か?だが、
    銀行カードローンなど保証会社が付いている場合、
    借金を回収できない時に借入している人(債務者)に代わって、
    保証会社が銀行に残債分を一括返済する。

    そして代位弁済を行った保証会社が、
    債務者に請求するといったものだ。

    代位弁済のイメージ

    この代位弁済が行われると、
    保証会社から債務者に対し、一括返済が求められる

    …が、いきなり代位弁済されることはなく、
    まず銀行から返済を催促される。

    ただし代位弁済が行われるのは、
    銀行からの催促を無視し、放置していたなど、
    債務者が返済しない状態に陥ってからだ。

    返済が遅れただけでも代位弁済はされるのか?

    では返済が遅れた場合どうなのか?
    銀行各社にも問い合わせたが明確な回答は得られなかった。

    しかし調査の結果を踏まえると、
    1~2回程度、返済が遅れたぐらいであれば、
    代位弁済までは至らないと考える。

    筆者もうっかり引き落としができず、
    返済が1~2日遅れたことが過去に経験があるが、
    一括返済を迫られることはなかった

    ただ、返済の遅れが続くようなら、
    然るべき処置を取りますので注意してくださいと言われた。

    結局のところ、代位弁済は銀行の判断次第となる。

    三井住友銀行のカードローン規定に見る代位弁済

    何にせよ、約束は守る、
    返済はきちんとしておくほうが良いのは確かだ。

    まとめ!返済に困ったらまず必ず行ってほしいこと

    理由はどうであれ、
    もし返済が遅れる場合は必ず借入先に、
    遅れてしまうことを連絡することが最も重要ということだ。

    連絡をすることは一部の銀行を除き、
    消費者金融や銀行が連絡を入れてほしいと言っていたからだ。

    これは日本貸金業協会の調査データを見てもわかるが、
    顧客(利用者)から相談を受けた時の対処についてのデータを見てみよう。

    日本貸金業協会データ 既存顧客から返済に関する問合せや相談を受けた場合の対処について

    返済に関しての問い合わせに対し、
    返済条件の変更などにも対応していることがわかるだろう。

    情報引用元:日本貸金業協会 調査・分析レポート

    また何も連絡をせずに返済をしないのは、
    借入先からの信用を失うことに繋がるといえるのだ。

    それと返済に関して譲歩してくれるのは、
    銀行ではまず無理で、消費者金融のほうが寛容であることもわかった。

    金利こそ銀行カードローンはメリットがあるが、
    もしも返済に困った時などは融通が利かないことは知っておくべきだろう。