消費者金融や銀行から借りる時に理由や利用目的は必要か

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消費者金融や銀行のカードローンから借入する際、

  • 借りる理由は何か伝えなければならないのか?
  • 明確な利用目的は聞かれるのか?

など不安を感じる人も少なくない。

このページでは筆者に寄せられた、
カードローンの使い道に関する質問を元に、
「資金用途」から利用時の疑問を解決していきたい。

    【質問】カードローンで借入する時に使い道は聞かれますか?

    30歳男性(某居酒屋チェーン店にて勤務)
    消費者金融や銀行カードローンで借入する時ですが「服を買うから」「生活費に充てるから」など、伝える必要があるのでしょうか?例えば、本当はギャンブルの資金がほしい、他で借りているお金の返済に充てたい時は伝えにくいのですが正直に伝える必要があるのでしょうか。

    借入時の理由については各社、
    商品概要を見れば記載されているがまず、
    大手消費者金融や銀行カードローンの資金用途について調べてみた。

    大手消費者金融の資金用途について

    消費者金融名 資金用途
    プロミス 生計費に限る(個人事業主の場合は+事業費)
    レイクALSA 公式サイト商品概要に記載なし
    アコム 生計費に限る(個人事業主の場合は+事業費)
    SMBCモビット 公式サイト商品概要に記載なし
    アイフル 公式サイト商品概要に記載なし
    スラリ 公式サイト商品概要に記載なし

    銀行カードローンの資金用途について

    銀行名 資金使途
    三井住友銀行カードローン 原則自由(事業性資金には利用不可)
    三菱UFJ銀行 バンクイック 原則自由(事業性資金には利用不可)
    みずほ銀行カードローン 原則自由(事業性資金には利用不可)
    楽天銀行スーパーローン 原則自由(事業性資金には利用不可)
    住信SBIネット銀行 MRカードローン 原則自由(事業性資金には利用不可)

    消費者金融でもプロミスとアコムであれば、
    生計費、もしくは個人事業主であれば生計費と事業費に限るとある。

    個人事業主が商売のために借入したければ、
    この2社は利用できることを覚えておきたいところだ。

    「プロミス」についての詳細記事はこちら

    「アコム」についての詳細記事はこちら

    また銀行カードローンであれば、
    原則自由だが事業性資金は利用できないとある。

    ではここでいう、

    • 生計費
    • 事業費
    • 事業性資金

    とは何なのかを調べてみた。

    資金用途:生計費とは何か

    生計費とは生活するために必要な費用を指すのだが、
    内訳として考えられるものを挙げてみよう。

    • 食料費
    • 住居関係費
    • 被服・履物費
    • 雑費1(保険医療、交通、通信、教育、教養娯楽)
    • 雑費2(諸雑費、こづかい(使途問わず)、交際費、仕送り金)

    情報引用元:人事院 標準生計費

    雑費2を見てもらうとわかるが、
    生活するために必要な費用といっても、
    何でも利用できると考えることができるのだ。

    例えば、お小遣いなら使途は問われないし、
    交際費も幅広く考えることができる。

    極論だがギャンブルに使おうが風俗にお金を使おうが、
    何でもOKとも考えることができるわけだ。

    資金用途:事業費とは何か

    事業費とは事業を行うためにかかる費用のことで、
    人件費はもちろんのこと、経費として落とせる費用のことを指す。

    個人事業主の場合、
    生活と事業の財布を別にしていない人もいるので、
    仕訳は曖昧な場合が多いので明確に分けて考えることは難しい。

    資金用途:事業性資金とは何か

    事業性資金とは事業を行う上でかかる、
    設備投資資金や運転資金のことを指す。

    ただ、事業費や事業性資金に利用するかは、
    申込時に使用目的を記載することがないため、知られない可能性もある。

    事業費や事業性資金と捉えられる可能性として、
    申込時に記載する勤め先の代表者名と申込する人の名前が、
    一致する時などは勘ぐられる可能性はある。

    事業性資金としても借入を隠して借りた場合はどうなるのか?

    実際には事業資金として利用するのに、
    隠して借りた場合だがこれは、虚偽の申告をしたこととなり、
    借入先の会員規約(カードローン規約)を守らなかった時の対応が取られる。

    例えば、三井住友銀行カードローンの規約を参考に見てみよう。

    三井住友銀行のカードローン規約一部

    引用元:三井住友銀行 カードローン規定

    もし虚偽の申告をした場合、
    残債の全額返済が求められる可能性があるわけだ。

    本来の利用目的を隠し利用することは良くないが、
    事業性資金として利用しているかは借入先への返済が滞った時だろう。

    要するに返済に関して問題が起きなければ、
    事業性資金として借りたことを知られる可能性も低いのは確かだ。

    銀行カードローンは事業性資金以外であれば問題なく借入できる

    事業性資金に利用できないということを除き、
    借入は可能であることは各銀行の利用規約で明らかだ。

    ただここだけの話、カードローンの場合、
    申込時に利用目的を証明する物を提出する必要もない(※)。

    ※目的別ローンなどの場合は利用する目的を証明する物が必要となる(マイカーローンなど)

    例えば、三井住友銀行カードローンの申込画面を見ても、
    利用目的を聞かれるだけで利用目的を証明する物を提出する必要はないのだ。

    三井住友銀行カードローンの申込画面で聞かれる利用目的について

    ただ実際に事業資金で利用する目的で借りた場合、
    結果的に利用したことが判明した時は虚偽の申告をしたことにはなる。

    もし事業資金目的で借入した場合はリスクがあるだけでなく、
    本来、正しい情報を申告することが大前提であることは言っておこう。

    申込時に申告する利用目的で注意しておきたいこと

    あくまで筆者の推測ではあるが、
    申込時の利用目的で選ばないほうが良い項目があることだ。

    先ほどの三井住友銀行カードローンの利用目的でいえば、

    • ギャンブル資金
    • 借入返済資金

    の2項目である。この2項目は貸し手側からすると、
    あまり心証が良くないとも考えられるからだ。

    借金に借金を重ね、返済できないリスクを想起させる

    理由は既に借金をしている(他社から借入している)ため、
    多重債務の状態である可能性があるからだ。

    場合によっては他社の返済が難しく、
    新規融資の目的が他社への返済を目的としている場合、
    返済してもらえないリスクが考えられるからだ。

    全ての銀行カードローンで利用目的を聞かれるわけではない

    筆者が実際に確認したところ、
    利用目的を記載せずに申込できた銀行は、
    三菱UFJ銀行バンクイックだけだった。

    みずほ銀行カードローン、楽天銀行スーパーローン、
    住信SBIネット銀行MRカードローンは利用目的の申告が必要だった。

    みずほ銀行カードローンの申込時に利用目的

    楽天銀行スーパーローンの申込時に利用目的

    住信SBIネット銀行MRカードローンの申込時に利用目的

    どの銀行カードローンも、
    事業性資金としての借入はできないものだが、
    申込時、理由を曖昧に申込できるのはバンクイックだった。

    「バンクイック」についての詳細記事はこちら

    まとめ!カードローンで借入する時の使い道について

    消費者金融や銀行のカードローンを利用する時の、
    使い道(資金用途)はそこまで厳格ではないことがわかった。

    それと実は申し込み時に利用目的は聞かれたとしても、
    何に利用する予定なのか?証明をする物を提出する必要はない。

    つまり、極論でいえば、何にでも使えるというわけだ。

    ただし、事業性資金に利用するつもりで、
    偽って借入することは借入先との契約と異なる場合など、
    全額一括返済といったペナルティがあるのだ。

    各社の資金用途の条件から外れた利用はリスクがあることは覚えておこう。

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